韓国ドラマ 白い巨塔 (하얀 거탑)(全20話)
この音楽が実に良かったですね。
ミョンイン大学病院の外科助教授であるチャン・ジュンヒョクは野心に満ち溢れ、ずば抜けた才能を持ち合わせた外科医
医師の娘である妻がいるが、ワインバーの女主人のフィジェという愛人のもとで癒されるジュンヒョク
師である外科長 イ・ジュワンは自分を越えたチャンを内心嫉妬しており、二人の目に見えぬ確執も徐々に知られるところとなっていた。
怒りに震えたチャン 彼を擁護する派閥と、ポプキンス病院のノ・ミングクを対抗馬として連れてきたイ科長の派閥とが新科長選抜の選挙に向けて互いに得票工作に走りだす。
ところが、世界初の3臓器同時移植をさせてミングクの実力を見せつけるはずが、
チャンの実力を逆に際立たせ、世にしらしめることになってしまった。
そして新科長に選ばれるチャン 失意のまま退官するイ・ジュワン
名実ともにミョンイン大学病院の外科のトップとなったチャン・ジュンヒョク
いつのまにか親友のチェ・ドヨンとは進む道が違って来ていた。
不信感を募らせた遺族がついに医療訴訟を起こす。 次第に追い詰められていくチャン
ジュンヒョクのその後は・・・・。
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前半は、医療を離れたところでの勢力争いに終始してて、本音と建前の違う人たちがわんさか登場したり、皮肉の応酬、寝返りと色んな人間模様を見せてもらいました。しかし裏で画策するシーンが多すぎだ。 特にイ科長の古だぬきぶりと言ったら筋金入り。 こ、こわかったよ~。 またジュンヒョクのすさまじいほどの出世欲にも、怖さを感じたわ。 でもそういったエネルギーをもつタイプって確かにいるよね~ とにかく優秀な人間の名誉欲ってのは空恐ろしいものだと感じましたね。
後半はおもむきが変わって、傲慢に生きてきたジュンヒョクが友情に目覚めたりするんだけどね。 で、ジュンヒョクは確かに傲慢な人間で欠点だらけではあったけれど、愛すべき人間であったことは描かれていましたね~ 師弟関係がいいの。 まるで任侠の世界というか親分みたいでかっこいい。 医局長らと手術中に軽口たたくあたり、とてもいいシーンが多かったですね。
ただ・・・あんなに憎み合ったといってもいいくらいのイ科長との仲がのちにああなって、あれ~そんなに単純なものじゃないだろ、とつっこみたくなった。 ま、畳みかけるような終わり方ですべてを描けなかったのだろうとは思うけど・・・。
キム・ミョンミン・・・決して好きなタイプの男優さんじゃないけど、人間的な迫力を持った大人な男って感じで、演技も声もよかった。 彼ってまさにお医者さん声 それも外科医声でした~
根拠はないけど・・・外科医声 (勝手に言わせて下さい。) 泌尿器科や耳鼻科じゃ決してないの~
同期の親友役の彼(イ・ソンギュン)の声が好きだったんだけど、今回はソフトすぎた。 なんでかな~ コヒプリの時は「男」だったからかな~
このドラマ、 舞台となったところは私も知ってる某大学病院で、それぞれの役となった実在の人物は有名と聞いたことがあるような・・・だとしたら象牙の塔というか、或る意味閉鎖的な社会、組織の中って結構いろいろあるのですねと言うしかないね。 次に機会があったら建物を下から感慨を持って眺めてみたい気がする。(入院や手術はごめんだけど)
天覧室でひとり、華やかなりし過去の自分、そして手術の光景を空(くう)に見るチャンの場面はぐぐっと・・
こういう生き方をした天才外科医がいた、と知っただけでも見る価値はあったかな?
評価: 上の下・・・ドラマの出来というよりは、題材に敬意を表しなければと言う意味で
by ymmt4495 | 2008-10-28 02:40 | 2008年 下半期視聴ドラマ | Comments(0)