洋画 MR.デスティニー (MR.DESTINY) 1990年 米
運命の役割は重要 何かひとつ間違っていれば、今とは別の人生だったかも
6月14日 35歳の誕生日
車がエンコしたラリー・バロウズ(ジェームス・ベルーシー)は舌を打つ

そうだ、20年前の誕生日も…
野球の州大会 25年ぶりに決勝進出の場面 ランナーは三塁 最後の打者の自分がなんと空振り

慰めてくれたのは親友のクリップ
そして、一人の女子学生が近づいてハンカチを差し出してくれた。 エレン・ジューン・リプリ

実は今は妻 (リンダ・ハミルトン)

舗装もまだの小さな新居に拾ってきた犬と住む
趣味はミニカー作り
勤める会社は妻も親友も同じリバティースポーツ用品
昔からの憧れの美女シンディーは会長の娘

彼女と結婚した友人ジャッキーは、だから社長に収まった。
会社の空気は最近不穏 なぜなら人員削減してるのに、生産レベルを上げるそうな
妻エレンは組合のストライキ委員長で連日忙しい。
親友クリップと共に見てみぬふりのラリーだったが

在庫は過剰なのになぜ?
上司ベンダーたちのナカムラ商会とのたびたびの接触とおかしな動き

同じ会社で働く父もそのことに気づいていた。

その秘密を探るべく、上司ペンダーの事務室に忍び込んだラリー・バロウズだったが、運悪く見つかってしまい即刻クビ

そして車のエンコというザマ それも誕生日に
レッカー車が来るまでバーに入り、店主のマイク(マイケル・ケイン)と話す。 物事のあり方は、すべて理由があってのこと…
そう話す店主
納得がいかない バットを振るのがあと0.5秒早ければ…食い下がるラリー

決勝戦で打ってたら人生が好転したと思う?とマイクが問う。

はるかに良くなってた・・・ そう言う彼に、憂さを晴らす酒がある、とマイクがあるカクテルを差し出した。
それをラリーは飲み干した
店を出たとたん、店は閉まり明かりは消えた。

その後信じられないことが起きた
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面白いですよね~ タイムスリップものではないけど、過去のある時点にある操作を加えたら人生が変わってしまったってお話
中盤からは引き込まれましたよ。
あの時、空振りでなくヒットを打ってランナーが帰り・・・・15歳のあの瞬間を変えただけで驚くことになってたわけですが、当初彼はそれを受け入れがたいんですね。 だって結果だけを見せられても、本人は間の人生がすっぽり抜け落ちてるから
でも、いいこともありました。 元妻、いや人生が変わってしまったので彼とは結婚しなかった妻に、自分と結婚していたと告げると、そんなに幸せなら、なぜ変えたいと思ったのかと問われたとき、それは…僕が愚かだったから…と答えるのです。
ほーれ見ろ、所帯じみたって妻が一番だろーが (失礼) そんなしょぼくれた妻たちの溜飲を下げる場面もありますけど、妻側からしたって、あの瞬間に戻って人生の選択を違ってるよとささやいてあげたい時もありますよね~ 結婚のことだけでなくあらゆる場面でね
あの時、ああしてれば、あの時、こっちの道を通っていればなど後悔は山ほどありましょう 誰だって…
私の場合は、10~20代で携帯があれば人生が変わってることは確かだな、と思います。
それがいいことになってるかどうかは分かりませんけど
人生を考えるにはよし、の映画です。
今、自分のいる時間、場所が温かいところに思えてくるかも そして少しばかり勇気を持とう、とか思っちゃうかも
しかしバーにいたマイク役の老齢の男優さん、神出鬼没だったけど、重厚な演技かつ魅惑的でよろしかったわ
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げげっ 超有名なオスカー俳優だそうで 失礼しました
なんでこんな素敵な映画がDVDになっていないんだ、という嘆きをネット上で見ました
NHK-BSさんはもしや粋なことをしたってこと?
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お知らせ: 10/14
13~14:51 NHK BSで再放送がありますよ

こんな雰囲気の映画 ここ や ここ
by ymmt4495 | 2010-08-23 03:58 | 映画(洋画・邦画その他) | Comments(0)