マイガール 第15話
ファンシーショップに立ち寄るゴンチャン 犬のぬいぐるみに「ムッグ、ちゃんと食べて健康でいろよ。」となでる。 また一つガラスのドームを買う。
礼をするゴンチャン つえをついて歩くお爺さん 「日本のナエルホテルの責任を引き継ぎたいのです。」「行く理由はどれだけではないのだろう?」「そうです・・・・申し訳ありません・・・。」「お前はまだ・・・・・。」
部屋に入る。 買ってきたドームを棚にしまう。 そのガラスケースにずらっと並ぶ置物
それを見た叔母さんがため息 「去年と全く同じ・・雪が降ると必ず買ってくるのよ・・。あの雪のドームにはどんな意味が・・。」「多分・・・・・・『あの娘』に関係があるんだろう・・・。」遠い目をするジャン
雪の中、屋上の家に帰ってくるユリン
携帯の写真を見るゴンチャン あの時の星
ジョンウ来訪 「ユリンが日本にいるって確信が?」「いいや」首をふるゴンチャン 「俺も行っていいかな?二人で旅行して捜せば・・・俺が先に見つけるかもな。」とジョンウ
「そうだな、お前には難しいだろう。」とゴンチャン 「ちっ」
車の中の祖父 「会長、お孫さんとのデートですが・・・いつまでゴンチャンに言わないおつもりですか?」「落ち着いて結婚したら教えるさ。 これはゴンチャンが『あの娘』を捜すのをさえぎる唯一の方法なんだ。」
ユン秘書の話をしてにやけるジンギョ 「あんたたち、ちっとも発展してないくせに・・。」と姉
いつものところで待つ。 ジョンウと並んで歩く秘書を見る。
「彼に魅せられちゃダメですよ。」「ソ氏は私のタイプじゃありません。・・私のタイプは背が高くて、顔は純粋で平凡 でもとてもやさしい人です。・・さようなら。」 「・・・俺?」と後で喜ぶ
ジョンウ母、叔母さんが悩んでいる。 ゴンチャンとジョンウのお見合いのすっぽかし、または行っても女性を残して帰る。 仲介の女性、「お二人は全く結婚したい気がないように思いますわ。」
バーで二人 「もし、お前が日本にいるうちに俺がユリンを見つけたら教えないからな。今俺を見たら前より魅力的にみえるはずだ。」とジョンウ
ツリーの星を見つめるユリン 「強くならなくちゃ、ユリン。アジャ!」 涙がこぼれる
セヒョンが家の前で待っていた。 「聞いたわ、オッパーが発つ前に会いたかったの。」
店で。 別れてから言うべきことじゃないことを言ったと謝るセヒョン 「過去のことさ。」「私にとっては過去じゃないわ。」「やめろよ・・お前は俺がいなくても輝き続けられる。思い返すな。」「ハ~ならゴンチャンさんは『彼女』を過去に置いてきたの?追憶もせず思い出さないの?」「俺にとってユリンは過去じゃない。」「・・・・・」 立ち上がるゴンチャン
空港そばまで来たジョンウとゴンチャンの車 マイクロバスと隣り合う。 中ではユリンがマイクを握る。「ムッグコム旅行社を思い出してくださいねっ。 祝福されますよっ。」
バスの腹に書かれた文字が目に入る二人 「ムッグコム?なんでそんなんなんだ?」「ほんとだ。」 違う方向に進んでいく二台の車
構内で旅行客にパスポートを配るユリン そのそばで別れるゴンチャンとジョンウ
ユリンが忘れ物をとりにバスまで戻る。 車の中からユリンの姿を目にしたジョンウ 慌てて降りるが見失う。
団体客の一人にペンを貸すゴンチャン 丁寧に書き方を教えると、「あなた祝福されるわよ。」と言われ、「ふっ」と笑いが漏れる。 ペンはどんどん他の人に渡っていく。
ツアーの旗を見る。「ムッグ・・・ユリンみたいだな・・。」 戻ってきたジョンウを見て 「どうしたんだ?」「別に・・・。」 しかし先にチャンスを得たらユリンをお前には渡さないと言うジョンウ
「それは起きないよ、俺が先に見つける。」と笑みを浮かべるゴンチャン、日本行きの飛行機に搭乗する。
捜し続けるジョンウ
成田着陸前、通路を隔てた女性の使うペンが自分のものと気づくゴンチャン 「あなたのペン?」手を差し出すと、またそのペンが向こうの人に使われる。 ツアーガイドの噂話を大きな声で話す客たち 歌は上手いし、フレンドリーだったわ・・祝福されますよって言ってたわよね。 彼女の名刺が回している、と、通路に落とす。 それを拾うゴンチャン おもむろに目をやると、名刺に張られた写真に気付く。 名前はジュ・ユリン 目が釘付けになる。「ジュ、ジュ、ユリン! ジュ・ユリン、ジュ・ユリン!」
会社で今度のツアーの確認作業のユリン 「一人参加は歓迎しないとウソついたら、二人分払うと言ってきたんですよ。ふふ、名前もいいわ、キム・チョルス」
空港でボードを持ってお出迎え 人数確認 キム・チョルスさんがいない。
降りてくる人波の中にゴンチャンの姿を発見し、はっと顔を隠すユリン
しかしまっすぐ自分の前で止まる足 逃げるユリン 腕を摑むゴンチャン
穴のあくほどユリンを見つめるゴンチャン 仕事中だというユリン 今度会ったときにお茶でも・・。 再び近づくゴンチャン 「ユリンが待ってるのは俺だと思うけどな。」 偽名を使って予約したというゴンチャン ユリンの名刺を見せる。 「なんでソウル観光なんか?」「なぜしたいか?したいからだよ。 面倒みろよ、そうなっても今まで俺が経験したことよりマシだろう。」
家では 「ハナが見つかったって?」叔母さんが驚く。 「・・・あの子を追い出す前から見つけていたんですか?・・なぜ今まで。」「ゴンチャンが見つかったと知ったなら、あいつはすぐにでもワシを置いて出て行くだろう・・。」「ゴンチャンの愛がどんなに深いかご存知じゃないですか・・なぜあの子を受け入れ・・」「バカな話はやめろ、「あの子」には二度と会いたいとは思わない。」
バスに乗り込むゴンチャンを無視するユリン バスに乗せるだけだからと降りるユリン 「それならツアーをキャンセルできる。」「なぜこんなことを?」「お前知ってるだろう?お前を離さないぞ。」と手首を摑む。 とうとうこちらの客は自分が案内するから出発してくれるよう頼むユリン
歩いていく。 「これがユリンの車か?」荷物を載せるゴンチャン 「何をしようと?」「他に何が?お前と一緒に行くんだよ。」 呆れ顔のユリン 帰ったばかりでお金がないと言うゴンチャン タクシーを勧めるユリンの前でカードを全部真っ二つにする。 「もう俺は乞食だ。ユリンの責任だぞ。携帯も充電が切れてる。」 なんでこんなことを?ゴンチャンさんとはどんな関係も持っちゃいけないんです。 一度も見かけなかったことに・・。さよなら。
「チェジュ島でのお前を許したのは誰だ?でも今お金を持たない俺を追い払うのか?」
「・・・・・・・・・・」 二人車中
「ゴンチャンさん、なんでここに?」「もう働いてないからさ。ユリンみたいにあちこち転々としてるんだ。辞職したから毎日飲んでぶらぶらする・・あれからずっとこうしてきたんだ。」「うそよ、ちゃんと食べていい暮らしをしてきたんでしょ?」「お前は?」「見たでしょう?働いてるんですよ。一生懸命ね。お金を稼ぐことだけで頭がいっぱいなんです。」「・・・・・・それなら良かった・・・・俺よりマシだな。」「とにかくお送りします。」「ああ・・いいさ、直接家に行こう。ユリンを捕まえるために日本に逃げていたと言おう。やっと帰ってきたと。」「狂ってませんか?なんで家に行けるんですか。」「・・・・・ジュ・ユリン、やっとユリンに会えて俺はショックを受けている。 頭が働かない・・食事に連れてってくれ。食べ終えたら次に何をするか考えられるだろう。」
電話で指図するジョンウ 「ツアーバスだったのは確かだ。探し出してくれ。」
ユン秘書「何かいいことが?」「ユリンが見つかる気がするんだ・・・でも俺が見つけてもゴンチャンには内緒にしといてくれ。」「それは命令ですか?」「お願いって言ってるだろ?あいつが今ここにいないから、多分ユリンはちゃんと俺を見てくれるだろう。」
食事中の二人
「起きたことはもう起きたのよ。・・こんな風に会うのは居心地悪いんです。もうお互い未練もないんだからご飯で元気になってきちんとお別れしましょう。」「俺たちは別れを言う元気をつけるために飯を食べにきてるんじゃない。」
店を出る。 「タクシー代です、これで借りは無くなったわ。」「たった1万ウォンで関係を終わらせるのか?いつも通り図々しいな。」「ええ、私の図々しさは健在よ。・・クールに握手してお別れしましょう。」「本当に消化不良が・・・お前のせいだぞ。」 薬でも買ってというユリンの腕をとるゴンチャン 「お前をかついで家に運んだことがあるだろ?今までのことも無視するのが『冷静』なのか?」 ため息で車に乗る。 ああ、苦しい、お前のせいだぞ。「はい、私の責任ですね。そんなに重症でしたら一つしか方法がないわ。」
連れて行かれたのは針治療 おじけづくゴンチャン 目をつぶる。 「少しの我慢よ。」と立ち上がるユリン 出て行く。 「ここに座っていた女性は?」「今出てったよ。」
急いで出ると、車は発車 外に出された自分のトランク 「お前本当に俺を置いて行ったな。」立ち尽くす。 運転中のユリン、「ごめんなさい・・・・強くなって・・・。」
タクシーも残金少しで途中で降りるゴンチャン 手元に小銭だけ ひたすら歩くゴンチャン 「ここはどこだ?」 バスの運賃を確かめ乗り込む。 大きなトランクをひざに載せ、唇を噛み締めつぶやく、「ジュ・ユリン」
ユリンの勤務先を訪れるゴンチャン 「ユリンさんは今どこに?あの女、私を置き去りにして行ったんです。」
旗を持って空港にいるユリン 会社の人間が来る。「お客さんを置いてっちゃだめじゃないですか。」 後ろにはゴンチャン 観念した顔のユリン
観光についてまわるゴンチャン 飲み物も買えない。「1000ウォンくれよ。のどが渇いてるんだ。」 無視
会社まで突き止めたジョンウ 行き先を聞く。「はい、団体客といるはずです。」 喜びを隠し切れないジョンウ 花屋に駆け込む。「今日は俺が先だぞ、待ってろよ。」
夕食時、隅っこにいるゴンチャン
「あなたのせいでお客さんたちが居心地悪い思いを・・・私を首にさせたいの?」「元気でいたか・・どんなに会いたかったか・・・俺は最後のチャンスとしてお前にまとわりつくしか出来ないじゃないか・・。」「何も言うことは無いし、何も聞きたくないわ。」と立ち上がるユリン
家では 「会長、お孫さんは遅れるそうです。」 どこの誰がハナを助け、ワシのところに連れてきてくれたか気になるという会長 セヒョンの渡した報酬では十分ではなかろう・・・。 セヒョンに尋ねてみましょうか、とジャン 会える間柄ではないと思う・・・・「あの子」のウソと秘密を許せないからな・・・。「今ご自分にウソをついてらっしゃるでしょう?」「ハナを守るためじゃ、理由があるんじゃよ。」「はい・・・しかしゴンチャンとユリンにはそれなりの理由があったとは思いませんか?」「・・・・・出て行きなさい。」
客とカラオケ キム・チョルスさんに指名がある 「お前に伝えることがあるんだ♪ずっとお前を愛してる。 俺に話すチャンスをくれないか♪お前は今まで一度も愛を知らなかっただろう でも彼女は俺の視線を避け、俺が伝えるのを難しくするんだ 俺を信じてくれないか まだお前をあきらめられない まだこんなにもお前を愛してる♪」 まさに自分の心情のような歌を切々と歌い上げるゴンチャン
部屋を出るユリン 追いかけるゴンチャン 「もうやめてください。」「・・・・お前が逃げずに俺を待ってたら・・・・俺は絶対にお前のところに行ってたぞ・・・・だからお前を離さないって約束は有効だ。」
花束をかかえたジョンウ ガラス越しに二人をみて崩れ落ちる。
「厳しい状況を作って悪かった・・・でもどこかに行ってしまうなよ。」 厳しい表情のユリン「どこにも行かないわよ。もう逃げなくちゃいけない理由も無いもの。ゴンチャンさんは知らないけど、私の気持ちは終わってるわ。あなたへの愛は終わってるのよ。」歩き去る。
孫娘と食事中 ゴンチャンが帰宅 「何故突然?」「緊急事態が起きたので・・でもこちらはどなたですか?」 「どうしましょう・・・。」と叔母さん 「・・・・お前の本物のイトコだ・・・孫娘のハナだ。」とお爺さん 驚愕の顔のゴンチャン
部屋で 「おじいさん、何故今まで何も言ってくれなかったのですか。」「・・・・お前の財産を費やし、「あの子」の元に行くのを止めねばならぬと思った・・・ハナを見つけようが見つけまいが関係ない・・・ユリンは去ったのだから、お前もちゃんと生きなさい。」「嫌です・・おじいさん・・・ハナを奇跡的に見つけたように、僕もユリンを奇跡的に見つけました。」「何だと?」「だから、今からはユリンの元に行きます。」「何だと?ばか者めが!」 立ち上がり礼をして出て行くゴンチャン
ツリーの前でつぶやくユリン 「ゴンチャンさん・・お願いだから戻って来ないで。」 星をはずす。 「ユリン、もう全て終わったのよ。 全部を諦めるときが来たんだわ。」 星を投げ捨てようとしたその時、腕をつかまれる。 ゴンチャンだった。
by ymmt4495 | 2007-08-04 23:12 | マイガール | Comments(0)