韓国ドラマ ケ セラ セラ (케세라세라)第5話
仕事先の廊下で『社員募集』の張り紙を見て、要項を携帯で撮る。
ジュンヒョクがチェ理事とばったり 「チャ理事の家を出たんだって?一緒に食事はどうだ?」と声を掛けられる。
常務室で封筒を開封するジュンヒョク だが送り主の分からぬ郵便物 どこかの建物の写真が数枚
へリンから電話 「何の日か知ってる?」「見合いだろ?」「結婚しちゃおうかな?」「自分で決めろ。」「お兄ちゃんのせいなのに。」「じゃあ結婚しろ。これ以上お前の問題に巻き込まないでくれ。」「最低の男ね。」
ウンスとテジュが二人で食事
「警察には何と?」とテジュ 「恋人と喧嘩したからだと・・。」とウンス 「よく言えたもんだ。」「恋人と?」「セクハラ」「人は追い込まれると何でもするんです。」「そこまでか・・・。」と呆れ顔 「・・・・」「そんなに俺が好きか?」「・・・・・はい。」「なんで?」「・・・・理由はわかりません。」「イケメンだからだろ?」「別にそうも思いませんけど・・・もっとイケメンはいるし・・・。」「・・・・厳しいなっ。」「いくら好きでも客観性は失いませんから・・。」 ナイフを置くテジュ「お前はプライドが無い。」「プライドは高いです。」「なのに目の前で好きと言うか?」「好きだと言うとプライドに傷が?」「ああ・・・一般的にはな。」「じゃ、おじさんへの気持ちのほうが強いんです。」「変わったやつだな・・。」「ところで・・・これ・・デートですか?・・・・今、デート中ですよね?」とにっこりのウンス 「好きに解釈しろ。」「・・・・・デート中です・・・。」と口に肉を運んでふふふとほくそえむウンス
二人で歩く。「何を考えてるんですか?」「頭の中は複雑だ。」 すっと手を握りにくるウンス
「デートするときにやってみたかったの・・。」 怖気づく様子のテジュ 「・・・・積極的すぎる・・。」
繋いだ手を勢いよく振るウンス 「振るなっ 腕が痛いっ。」 「・・・・私たち付き合いましょっ 私がタイプじゃなくても。 一度きりの人生、いろんな経験をしなきゃ・・・ね?」「俺は飽きっぽいぞ。長続きをしないタチなんだ。俺には無理だ。どうせすぐ別れるんだ。覚悟しとけよ。・・別れるとき泣かれるのは苦手だし・・。・・・・お前自信あるか?」「他の女にも同じことを?」「普通なら察する。お前には言わなきゃ分からないだろ。」「私も一生一人の人を愛するのはムリです。私もたくさん恋愛したいし・・・。」「・・・・・・・いい心がけだ。」「じゃ、付き合うんですね?ねえ?」とふふと笑うウンス 手を繋いでニコニコ
「ハン・ウンス!」 見ると家の前の階段に腰掛けた中年女性が声をかける。
「ママ・・・」「お前今何してるの?・・妹の世話をさせるために上京させたのに・・・。夜遅くまで男とデートを?」
繋いでいた手を離す二人
家で尋問を受けるテジュ
女は男次第だと何度も言ったでしょ?・・・・こんなチンピラ・・・。とテジュを舐めまわすように見る母 「ラッキーだと思うけど。」とジスが口を挟む。「顔だけの男でしょ?顔のいい男は女を泣かせるだけで・・・。」「・・・・・・あの・・・・もう帰っても?」「どうぞ、浅い関係ならいいの。」
出て行くテジュについていくウンス 「やっと恋愛する相手が見つかったのに・・。」とジス
「見込みが無いでしょ?」と母 「ママより見る目があるわ。」
廊下
「気を悪くしました?ごめんなさい、おじさん。口は悪いけど根は・・。」「人を見る目はある。」「え?」 「イケメンと認めた。」 怒ってないことにほっとするウンス 来週の月曜日は空いているかと尋ねるウンス 「なぜ?」「休みなんです。行きたいところが・・。」「場所を決めとけ。」
満足げな顔で部屋に戻るウンス
見合いのヘリン
「期待以上です。これほど美しいとは。」「スキャンダルは聞きました?」「ええ」「噂は早いわね。どう思います?過去のある女を。」「過去も思い出もない女は情熱もない。丸太を抱くようで味気ない。」「過去も気に入ってくれると?」「・・・・理解する、という表現が合っているかと・・・。」
もう一流の財閥には相手にされない、見合いは成金の息子ばかりと当てこすりを言うヘリン どうせ下のほうであがいてるだけですからと謙遜する男 「いいわ、ワールド デパートがそんなに欲しいですか?」「・・・成金と言われなくなるし、美しい妻も得られるし、最高です。」とにやり
自由を愛する人のようだ・・・プライバシーの尊重を。 つまり僕は干渉しません。 「つまり・・・夫になるから好きなだけ遊んでいいと?」 ますますにやにやする男 「露骨ですね。」とヘリン 「フフフ」 へリンもハハハと笑う。 見合いが終わり、エレベーター前 「家柄に緊張しましたが、予想外に楽しかった。これほど話が合うとは。へリンさんは?」「見合いでは最高です。」「気に入りました。どうです部屋で一杯?静かな場所で・・・。」と耳元でささやく。「そうですね~ ちょっとお待ちを。」と携帯を出す。 「ママ、見合い相手が一緒に寝たいって。」 驚く男に振り向き「ママが寝るなと。」
車中で同僚から噂を聞くテジュ 男関係がひどいこと。 財閥の息子なら分かるが、娘の例はない。 初めてだとさ。「本当かな?そんな顔じゃないけど。」「気になるなら直接確かめろ。」そこへ『遊覧船に乗りたいです。』
ウンスからのメールを見てつぶやくテジュ「ちっ 田舎くせぇ。」「もう次の女が?」「なぜか女が放っとかないんだ。」「どんな女だ?」「秘密だ。」「この野郎、たまに秘密主義になる。」「シケた女だ。」
デパートの社員の採用面接待ちのウンス テジュからの『了解』の返事をうけ笑顔がこぼれる。
面接官にはジュンヒョクもいる。
特技を聞かれ、お遊戯を披露するウンス
目が光るジュンヒョク
ショーが成功したからとヘリンが用意した夕食会にテジュも現れる。 ヘリンの友人が「よく我慢しましたね。」とテジュに言う。 「はっきりしてていいです。」とヘリンと目を合わす。
ショーの一番の功労者だとテジュを気遣うヘリン 踊りに行ってしまう皆 残る二人
「楽しいですか?」とヘリン「いい雰囲気です。」とテジュ 「人生は楽しい?」「楽しくない理由が無い。」「秘訣は?」と問うヘリン 「楽しくないんですか?」「はい。」「適当に生きればいい。」「どういう意味?」「政略結婚とか気にするなってことです。何も悪くない。 一緒に暮らして子供を生む、皆同じです。」「それもそうですね。」「退屈なら恋愛でもしてみたら?」とテジュ 「ハハハッ楽しくなりますか?」「もちろん。」「愛の喜びは万国普遍の真理です。」「楽しいとは限らない。」「深入りしなければ怪我をせずに済みますよ。」とテジュ 「それが秘訣?」「はい」「羨ましいわ、本当に。」とテジュを見つめる。 踊りにいくヘリン
帰りのタクシーでテジュにもたれたヘリン
仕事中のウンス 着信履歴を何度も見る。
ショールームで外車のオープンカーに乗り込むテジュ ウンスからのメールを見る。
「気に入りました?」とヘリンが声をかけたとたん閉じる。「女と車はぶつかってみないと・・。」「じゃ、試してみて。」とキーを投げ渡すヘリン
夜、布団の中で携帯を開けるウンス マンションの廊下をのぞく。 テジュの会社に電話する 「え?有給休暇を?」
外車のオープンカーを陶酔気味にぶっとばすテジュ
屋上から下を見る。マンション前に降りてくる人たちを見るウンス
一人遊覧船乗り場のウンス
突然テジュが現れる。 顔の輝くウンス 「おじさんっ」走りより抱きつくウンス
「てっきり死んだかと・・。」「この通り生きてる。大げさなんだよ。」「どういうことですか?」「おいっ 船が出るぞっ」 手を繋いで走る二人
だが本日最後の船が出航した後 呆然と立つ。
すねるウンス 決まり悪そうなテジュ
川沿いのレストラン
「機嫌直せよ。遊覧船なんか楽しくない。漢江が見たいんだろ?ここから見える。 好きなだけ見ろ。」「おじさん、出張なんか嘘で実は借金とりに追われてるんじゃ・?」「想像力が豊かだな。芸術家にでもなれ。」「会社では有給だと・・。」「その人の勘違いだ。」「嘘をつく理由が?」「面倒なのは嫌いだ。」「じゃ、ちゃんと教えてくれなきゃ。つきあってなくても友達なら言うでしょ?」「・・そうだな。」「なぜ黙って・・・。」「考え事が多くて頭が複雑だった。」「どんな考え事?」「・・・・・俺たちダメだと思う。」「・・・・・・・・・」「何かあったわけでもないし、改めて言うのもヘンだが、とにかくケリはつけておくべきだと・・。」「何を言ってるの今?」「無かったことに・・。」 表情が沈んでいくウンス「・・・・・・」「人の気持ちはままならない。お前が好きだと言うからいいかと思ったが、心が動かないんだ。だから今後メールをよこさなくてもいいし、心配もするな。分かったか?」「付き合うのは無かったことに?」「ああ」「イヤです。あんまりだわ。 今まで殆ど会えもしなかったのに。」「だからここでやめとこう、今なら傷も浅くて済むだろ?」「おじさんに分かるの?」「分かるよ。俺は経験豊富だ。」「・・・・・・・・・・」「気持ちはいつか薄れていく。気持ちが小さいほど早い。すぐ忘れられるさ。」「簡単に言わないで。」「俺の経験からそう言ってるんだ。」「・・・・・私のどこが嫌い?」「嫌いじゃない。」「私が悪いことを?」「ない。」「じゃ、なぜ?」「女と思えない。・・恋愛感情が沸かない理由は一つだけだ。」 うつむくウンス
「なぜあんなことを?」「またキスのことか?」「付き合うと言ったわ。」「お前には散々振り回された。」「・・・面倒くさいから・・・付き合うと?」「ああ」「・・・・分かりました。 そうします。 ごめんなさい・・おじさんに迷惑をかけて・・・・。」「・・・・・・」立ち上がりレストランを出て行くテジュ
一人うつむき座ったままのウンス
仕事中のジュンヒョク 合格者リストを見ている。
スタッフオンリーと書かれた部屋の緞帳裏でひとりパンをかじるウンス 『合格したわ。』とメールする。『本当にすごいわ。おめでとう。』と返事 じわ~と目に涙が浮かぶウンス
グスッ グスッ
テジュとの束の間の蜜月?を思い出しながら涙するウンス
会場チェックに現れるジュンヒョク すすりあげる声に「誰かいるのか?」 その時、配線のコードを足に引っ掛ける。 立ち上がるウンス 「ここで何を?」とジュンヒョクが問う。 涙を拭きながら「あの・・・・」
異様な音に目を上げるとゴーッと照明が落下してくる。 ガシャーン
思わず常務を押したウンスの頭を照明が直撃し、倒れるウンス
「大丈夫か?頭は?」
病院で精密検査を受けるウンスに付き添うジュンヒョク 検査などしなくても・・。 私の頭は固いんです。とウンスが言う。 おかげで命拾いをしたと礼を言うジュンヒョク 「でもさっきは何を?」「お昼を。あそこは静かだし・・。」 今後はやめるようにと注意するジュンヒョクにインターン社員に合格したと伝えるウンス 突然、常務の目が止まった先に目をやると、売店の新聞にでかでかと『財閥二世のデザイナー チャ・へリンの熱愛』との見出し
覗き込むウンスの目が徐々に見開かれる。 相手の男はテジュ
南の島
ビキニをつけたヘリンが水からあがった先にいたのはチェアに座ったテジュ 熱いキスを交わす二人 狙うカメラ エレベーターに寄り添って乗り込む二人 が、中で離れる。
ネット上に載ったテジュと自分の写真をチェックするヘリン
ジュンヒョクに電話する。「私よ。そんなに興奮しないで。私も驚いてるの、こんな騒ぎになるなんて・・・。私より一緒に来てるひとが今回のことで困ってるの。その件で相談したいことが・・。」「何を言ってる?」「できるでしょ?最初で最後の頼みよ。聞いてくれると信じてる。」 受話器を置くジュンヒョク
母親に家でパーマをかけてもらうウンス 「古今東西、失恋した時はこれが一番よ。 財閥二世のデザイナーが恋人だったって?女優みたいだったわ。」と母
全く無表情なウンス
「ウンスなんか相手にしないわよ。最初からムリだったのよ。家柄も学歴もその女に負けてるわ。美人でも体がいいわけでも無い・・・相手にならないわよ。悔しがることもないわ、きれいさっぱり忘れなさい。」「・・・・・・」 反応の全くないウンス
へリンの母が大騒ぎ 力づくでも連れ戻さなきゃ。あんなヘンな男と結婚すると言い出したら・・・。 気の済むようにさせればいい・・じきにおとなしくなる、と父
チリチリ頭で仕事をするウンス
へリンとテジュが二人してデパートに現れる。 ジュンヒョクの常務室に挨拶に来る。
部屋にお茶を運ぶよう上から言われたウンス 「はい」と立ち上がる。
「正直緊張しながら来ました。 殴られるのを覚悟で・・。」とテジュ 「殴られるようなことを?」とジュンヒョク 「いや妹を持つ兄の立場なら殴りたくなるかなと・・・兄妹同然でしょう?」「・・・・・」「オープンな方で良かった。 恋人同士で旅行に行くのは自然なことです。」 お茶を持って入ってくるウンス
ガチャーン 盆ごと落としてしまうウンス
気付くテジュ 「ハン・ウンス?」と覗き込む。「なぜお前が?」 「知り合い?」とヘリン 「ああ、お隣さんだ。」 「あっ 」 手を切るウンス ヘリンに出て行くよう言われる。
ここで働きたい理由をジュンヒョクに聞かれるテジュ デパートのイベントの他に色々やってきたが、デパート一本に絞りたいと言う。 「だから、どうせならうちにと。 じき家族になる人だし。」とヘリン 「結婚を?」とジュンヒョク うなずくへリン 「それが無効になったら?その時は辞職を?」 テジュが答える。「あまり関係ないと・・・。ヘリンも僕も公私混同はしません。別れたら敵になるわけでもないし・・・。」「実力のある人よ、一度私の店にも誘ったの。」
へリンと話があるからと外で待つよう言われるテジュ
「何のマネだ?」「何が?」「分かるだろ?」「恋に落ちただけよ。信じてなかったけど一目惚れってあるのね。」「あの男を知ってるのか?」「もしかして調べたの?」「もちろん」「そこまで?」「必要ならやるさ。」「それで?」「私生活が気になる。お前には合わない。」「恋に落ちたのよ。仕方ないわ。」「正直信じられない。芝居に思える。」「自分より条件が下の男だから我慢できないの?」「わざとそんな男を?」「私は大人よ。子供扱いしないで。テジュさんを愛してるの、そして愛してる人を簡単に失いたくないの。」「・・・・・・・」
ウンスを見つけるテジュ 後姿を見ながら電話する。 「頑張ってるな。デスクワークとは意外だ。」 携帯を耳にあて、キョロキョロするウンス 後ろにいるテジュを見つけこわばる顔 「そんな顔するなよ。久しぶりだろ? フフ その髪は何だ?正直に言え、無免許の人がやったろ?その髪にその顔・・人に見せたいくらいだ。ハハ」
「・・・・・」困惑した顔のまま聞いているウンス
by ymmt4495 | 2007-12-02 15:23 | ケ セラ セラ | Comments(0)