韓国ドラマ  ケ セラ セラ (케세라세라) 第10話

 トランクを置いたままの部屋 ストレートの酒をあおるジュンヒョク
「私が聞いてあげます」と言ったウンスと、唇を重ねた窓際に向かい、グラスを投げつける。
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朝の光の差し込むベッドで眠っているテジュ かたわらでその姿をじっと眺めるウンス
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起きかけの男の手が女を探し、シーツをまさぐる。 その手の動きをいたずらっぽい目で追うウンス
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自分の目の前を手が通り過ぎる。 その上に躊躇しながら重ねる手
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握り返すテジュ                                                 「のど渇いた・・・。」
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「・・ちょっと待って。」と、立ち上がりかけたウンスの腕をぐいと引っ張り、ベッドに引き込むテジュ
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ウンスの胸元に顔を埋める。 「起きないの?」「・・・イヤだ・・このままでいい・・・。」とウンスの腰に手を回す。 「いつ起きた?」 けだるい声で問うテジュ
「さっき・・・。おじさんが寝てたから・・退屈だった・・。」 甘えた声のウンス 
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 「一人でか?」
目の前のテジュの顔に見入るウンス 「目をパチパチして・・」テジュの瞼を人差し指でつつく。
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「寝起きの顔が面白い・・・。」 「・・でも・・男前だろ?ハハ・・・」とテジュ 微笑むウンス
上体を起こしたテジュ  ウンスにキスをし、じゃれる二人  再びシーツにくるまる。 
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海辺の食堂で仲睦まじく食べる二人 お互いの口に入れてやる
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砂浜を手を繋いで歩く。
「染みるんです・・キムチを漬ける時、白菜を塩漬けにするでしょ?その白菜と同じです。塩漬けにされた白菜は・・・腐るまでその塩気が消えないんです。」とウンス 「塩サバもか?」 頷くウンス 「おじさんが・・そんな風に好きです。 死んでも・・腐っても・・・・。おじさんを好きな気持ちは消えなさそうです・・。」 
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立ち止まるテジュ 「何ですか?」 「・・・・」黙って微笑みながら抱きしめるテジュ



主のいないマンションの片隅に立っているヘリン ソファに憮然と座る。

帰宅するテジュが気付く。 「・・・・・」 立ち上がるヘリン
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「長い休暇だったわね・・」「・・・・・」「今までハン・ウンスと?」「・・・・・・」「何か言って。」「前の家が空き次第、ここを出る。辞表も出すよ。」
いきなり頬を打つヘリン 肩で息をする。
「すまない・・・自分でもどうにもできないんだ・・。」「何がよっ どうして?」「俺・・・・ハン・ウンスを愛してる・・・。」「フッ 何が愛よ。いつからそんな風に?」「本気だ。」「フッ 笑わせないでっ 本当に。」吐き捨てるように言うへリン 「人の話を聞けっ」腕を摑むテジュ  振り払うヘリン
「今までにかけた金額を?勝手に終わらせる権利は無いわ。」「なるべく早く別れよう・・。」「勘違いしないでっ それを決めるのは私よっ。」「・・・・だから・・・どうすると?」「・・・・・考え中よ。」「意地を張るな、既に終わったことだ。」「勝手に終わったと決め付けないで!世間を騒がせた恋人が・・・・兄の女とデキたのよっ 私の気持ちを?最低限の責任感は持ってると思ったわ。・・どこまで恥をかかせる気?・・・待ってて。良心があるなら・・私が決断するまでおとなしく待ってて・。」 その言葉に目を上げるテジュ
出て行くヘリン  ぽたぽたとこぼれ落ちる涙を拭いもせず車を走らせる
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ウンスの家を訪れるヘリン  ヘリンの顔を見て身じろぎもしないウンス
「立たせとく気?」  無言で招き入れるウンス  じろじろと生活ぶりを眺めるヘリン
慌てて洗濯物を片付けるウンス 「何か飲みます?」「私が飲む気分だと?・・・・・・・良かった?」と静かな声でウンスを見つめ問うへリン 「テジュさんと良かった?」上ずり震える声 「・・・・・・・」
「男は熱くなると見境を失くすの・・でもその時だけよ。すぐに現実を見るわ。そして、冷静な判断を・・」「何が言いたいの?」とウンス 「結論は出てるんだから引き延ばさないで・・長続きしないわ。だから、あなたが先に賢明な判断して整理を・・。」とヘリン うっすら笑うウンスに「このままじゃ、あなたが傷つくだけよ、もっと傷つく前に・・・・」「猫がねずみの心配を?そんな話はいいです。」「随分偉そうね。」「あなたこそ何ですか?」「何をしたか分かってるの?」「彼と私は・・愛し合ってます。 三日間一緒でした。 私の男です。」 
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肩で息をするヘリンの平手がウンスの頬に飛ぶ。 すかさずウンスも頬を打つ。 「あなたに何の権利が?結局彼は私のところに・・・それが悪いこと?問い詰めるならカン・テジュさんにして。こんなことしてもあなたが惨めに見えるだけよっ」とウンス 睨みあう二人の女 「もう帰ってください。」 向き直るヘリン 「カン・テジュさんが本当にあなたを愛してると思う?」「・・・・思ってません・・・・。それは感じるものです。」
早口になるヘリン「彼は虚栄心に満ちた人なのよ。責任もとらないわ。みすぼらしい人生を選ぶはずがないでしょ?」「もう選んだわっ」「本当に気の毒な人ね。彼を分かってるの?」「だいたいは・・・・・あなたがものにしたくて躍起になってる人だと・・・分かってます。違いますか?」「・・・・・話にならないお嬢さんね・・・いいわ・・・しばらく見ましょう。」 出て行くヘリン
ため息をつき、続きの洗濯物を干すウンス

辞表を提出するテジュ 担当の仕事が終わり次第退社します。

ジュンヒョクが電話する。 振動する携帯を前に無視するウンス 「出ないの?」とジス
「何かあったの?休暇はいつまで?」
上着を持ち、出て行くウンス

辞表を部署に出しに来たウンス
コンコン  ウンスが入ってくる。 「・・・・・・」「用があるんだろ?なぜ黙ってる?」とジュンヒョク
「・・・・・彼が・・・私を愛してると・・・・それを聞いた瞬間、気が遠くなりました。だから・・常務のプロポーズは受けられません。」 「・・・・」冷たい目を向けるジュンヒョク  「それが用件です。ごめんなさい。常務の家で働くのは辞めます。借りたお金は・・少しずつお返しします。」「僕たちが整理することは、結局はそれだけか」「・・・・・・」「人の気持ちを踏みつけて不愉快だな。」
顔を上げるウンス「違います・・・お分かりでしょう?」「分からない・・・一体僕たちの間に何があったんだ・・・一瞬にして信頼を捨てられる関係だった。」 居たたまれない表情のウンス
「なぜ会社を休んだ?」「・・・今、辞表を出して来ました。」「本当に無責任な人だ・・アルバイトを辞めるまでは理解できる・・しかしなぜ会社まで?」「常務と顔を合わせて・・」「遊びじゃないんだ、感情だけでやめてもらっては・・・・・君の能力を見込んで見本市にも連れて行った。なのにこれは何だ。」「・・・・常務のお顔を見られません。」「そんなにつらいか?」「・・・・・・・・」「ならもっと見なきゃ・・苦しむように。」 目を上げるウンス 「自分だけラクになろうとするのは卑怯すぎる。僕も顔を見たくない。だが、仕事に影響を及ぼしたくない。 事情はどうであれ、研修課程は終えるように・・・見本市の報告書も提出を。」「・・・・・・・」「仕事に戻って」
立ち上がるウンスに背を向けたままのジュンヒョク 「君が・・・不幸になって欲しい。」 振り返るウンス 「奈落の底まで落ちて、後悔して欲しい。」「・・・・・・」 ゆっくり出て行くウンス
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涙するジュンヒョク
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「ウンスと結婚すると?」目を丸くする母 「はい」 二人並んで座るテジュとウンス
「いつそうなったの?」
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「怪しいと思ったわ、おじさん、デザイナーの恋人に振られたからでしょ?」とジス 「デパートの婿になると言ってませんでした?」と母  ウンスのほうを向いたテジュ「ウンスさんを愛してます。」 「うわぁ~凄くキモい。 殺人級の殺し文句だわ。」と鳥肌をおさえるそぶりのジス  「その愛はなぜ行ったり来たりなの?」と母 「うん、前はテジュさんの話もするなと・・・」とジス 「お母様も大事に・・ジスも実の妹のように大事にします。ご承諾を。」 隣でくすぐったそうに笑うウンス  「ウンスの年を分かってるの?」「一緒にいたいの・・ダメなら家出するかも・・。」 「なんですって?子供のくせに・・。」  手を繋いでいる二人 「愛してるならいいじゃない。見て、あの幸せそうな顔。」とジス 「いつからそんな深い仲に?」 テジュの電話が鳴る。 チャ・へリンから 「出て、出ないの?」「いいえ・・」と電池をはずすテジュ

電話を手に憤然とした様子のヘリン 涙が浮かんでくる

「私と話を・・。」 テジュの席に来るヘリン
会社の外 「私を無視して もう荷造りを?」
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「家は今週中に空ける。担当の仕事が終わったら辞めると部長には・・」「勝手に問題を起こして一人で後始末を?」「お前と俺・・・・最初から間違ってた。」「・・・・・・」「目を覚ましてもとの立場に戻ろう。」「私の立場は考えた?しがない男と付き合って世間を騒がせたのに、他の女に奪われたのよ。人を馬鹿にしすぎだわ。」「また人目を気にしてるのか?ならお前が捨てたことにしろ。俺は女の財産でラクをしようとした奴だ。くだらない男をお前が捨てたことに・・・リアルだからみんな信じる。」 涙がこぼれるヘリン 「私に悪いと思わないのっ?私には心も無いと思うっ?私がここまでしてもまだ分からないの?」「どうせ俺はお前のレベルに合わない。お前が常にそう思ってることは分かる。違うか?だからここで終わりにしよう。・・・お前のレベルに合う恥ずかしくない男と出会え。」「・・・・・・」「精神衛生上もいい。」
横目でワナワナと見つめるヘリン 行ってしまうテジュ

花屋に入るテジュとウンス 鉢植えを選ぶ。 石鹸を試す。 仲良く布団カバーを選ぶ。
大荷物でマンションまでの道を歩く二人 
「お友達が怒りませんか?」「俺の家だから大丈夫だ。短い間の約束だ。」「でも悪いですね。・・・おじさんいつ引越しを?」「週末だな、先輩もそれくらいに出る。・・・何故だ?」「昼間・・へリンさんが来たでしょ?」「ああ」「どんな話を?」「整理することが・・・。気を悪くしたか?」「いいえ・・ただおじさんは変化が多いだろうと思って。」「元に戻るだけさ。」「でも・・・以前の生活と全然違いますよ。本当に大丈夫?」「俺ははっきりした性格だ。割り切りが早いんだ。」「はっきりはいいけど、私には止めてね。」「何だと?」「はっきりしてていいけど、冷たい気がして・・。」「分かった、お前にはしつこくしてやるよ。」 ニコニコするウンス
「会社は?気まずくないか?」とテジュ 「研修期間ももう終わりです。」「正社員も断念を?」「二人で決めたでしょ?」「勿体無く無いか?」首を振るウンス「全然そう思いません。人間欲張っちゃダメです。」「何を欲張ったと?」「やりたいことをやって、欲しいものを手に入れたら、一番大事なものを失ってしまいそうで・・不安になるんです。・・・私は・・・・一つで満足します。」とテジュの肩に手を置く。 近づくテジュがウンスの頬にキスをする。
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 「行こう。」 荷物をもって入る二人の姿を車の中から見つめるヘリン 
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二人が消えるまで見続ける。

荷物を持って入ってくる二人を見て驚く同僚 「入れ、重いだろ?」とウンスを手伝うテジュ
「何見てんだ?」「驚いたでしょ?突然すみません。」
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「いえ、俺は居候ですから。」
荷物を置いて帰るウンス
「おい、正気か?本当にカン・テジュか?いつからウンスさんと?」 にやにやするテジュ
「お前がデパートの娘を捨てるなんて・・お前の人生観はどこへ行った?」「人生には例外もある・・だから面白いんだ。」「だからって極端すぎるだろ。財閥の婿になるはずが・・」「信じてたのか?俺なんかをまともに相手にするはず無いだろ?目を覚ませよ。」「あれだけ噂を立てて・・・」「あ~しつこいな。」とテジュ 「とにかくお前が遊んでた世界とあまりにかけ離れてる。」「恋は何だと?それは心の病だ・・。」自分の頭を指差し、「イカれてる。」とテジュ
「イカレたのか?」「・・・たぶんな。」とテジュ
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「とにかく早く出てってくれ。塵ひとつ残さずに。」 口元をゆがめる同僚

正社員志願書の束をめくるジュンヒョク ウンスを呼ぶ
「正社員審査を諦めたのか?」「・・はい」「意地をはらずに書類提出を。」「お話したはずです。明日研修課程を終了して辞めます。」「・・MDの仕事は?ウンスさんの経歴や学歴で、よそでこんな仕事ができると?」「難しいのは知ってます。でも、無理なら諦めます。」「本当に情けない人だ。今までの努力は?恋愛もいいけど、自分を大事にしないと。誰のものでもない、自分の人生だ。」「社会的に成功することだけがいいこととは・・・」「それで?」「与えられた仕事が何であれ、一生懸命やります。それで満足です。」「・・・確固たる考えだね。 その強い精神で・・ここで働いて欲しい。」
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「イヤです」「意地を張らないで。来月の入社までに時間がある。」 向き直るウンス
「常務がいるからイヤです。」 ゆっくりとウンスに視線を向けるジュンヒョク
「常務だけが会社なんです。私は公私を分けられない幼稚な人間です。」「・・・・・」「常務を見てると心が痛みます。カン・テジュさんを見ると笑ってるのに・・・そんな自分に耐えられません。」
続けるウンス 「本当に嫌なことを? 私を憐れんでるでしょ?・・やめてください。 私にとって拷問です。」 出て行くウンス  一点を見つめたままのジュンヒョク  水で涙を洗い流すウンス

部屋の荷物を整理し始めるテジュ  へリンが入ってくる
「そうよ、私のレベルに合わない男だと・・・・・。謝るわ。」「それを言いに?」手を休めないテジュ
「私たち、結婚しましょう。」 顔を上げるテジュ 「私と結婚を・・・」「・・・・・・・・・ふざけてるのか?」唇の端をゆがめるテジュ 「ふざけてないわ。」「今がどんな状態なのか分かってるのか?」「知ってる・・ハン・ウンスと恋愛したいんでしょ?でも、私と結婚しましょう。」 
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鼻先で笑うテジュ
「財閥を経験するのとは違うわ。本物の財閥になるの、良くない?」 向き直るテジュ 「俺を何だと思ってる。」「カン・テジュに決まってるわ。」「おいっ」「結婚を急かされてるの・・父はジュンヒョクさんじゃなく、私の夫に経営権をと・・・あなたは好かれてるし、結婚すればワールドデパートが手に入るわ。」「・・・・・・・・俺は要らない。」「分かってくれないのね。」「そんなにプライドが傷ついたか?」「自分を振り返ってみて。みすぼらしい現実がイヤで華麗な生活を経験してみたかったんでしょ?なのに、ハン・ウンスを?問題児の妹に、生活力のない継母もいるわ・・長続きしないわ。」「ふざけるな。」「ふざけてもないし、冗談でもないわ。気まぐれでも・・・・。あなたを愛してる。 すべてを持ってる女がいいんでしょ?・・・すべてあげる・・・私ならできるわ。」 視線を落とすテジュ 「人間なんて誰もが似たようなものよ。少しずるくなれば、すべて手に入るの。よく考えてみて。」「・・・・・・・」「賢明な判断を・・。」「・・・・・・」 出て行くへリン
酒の入ったグラスを手に外をじっと見るテジュ

ジュンヒョクが来る。父がチェ理事の動向を警戒するよう話している。
「オッパー、来てたの?」「お父様に報告が。」「私も報告が。いや、実はお願いが・・。」
「何の頼みだ。」と父 「テジュさんと会って。」「急にどうして?」「早く結婚したいの。」 見開いた目を上げるジュンヒョク 「一年ほど付き合うんじゃ・・・」と父 「決めたから延ばす必要はないわ。私ももう若くないし・・早く結婚させたいでしょ?」 「カン・テジュが結婚すると?」強い語気でジュンヒョクが聞く。 「実は渋ってるわ。それでパパに応援をお願いしたいの。」「やめろっ!」「黙ってて。」「正気かっ!?」「自分のことは分かってる。」「そんなことをしても、心が離れたなら無駄だ!」 徐々に声を荒げるジュンヒョク 「捕まえるまでやるわっ。 手段も方法も問わないわよっ!」 「目上の人間の前でなんのマネだっ!」父が興奮する。が、よろよろと後頭部を押さえる。 「食事中になんて騒ぎなのっ」母が駆け寄る。

へリンが書斎に呼ばれる。
「ゆっくり説明しろ。」「言ったとおりよ。彼と結婚したいの。」「なぜワシが会うんだ?」「・・・彼が結婚に興味ないのは知ってるでしょう?」「お前に興味ないんじゃ?」「・・・・・ええ、そうです。私が入れ込んでるの。」「情けない」「はい・・情けないです。」涙声になるヘリン 「でも・・好きでたまらないの・・・・パパ・・彼を逃したくないの。」「・・・それで・・奴をどうやって捕まえればいいんだ?」「パパが確信を持たせて・・後継者にするという・・・。」「何てことを・・」 
いきなり土下座するヘリン
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 「・・・何でもするわ。デザイナーも辞めるから・・・それが望みでしょ?もうパパに逆らわないから・・・彼はパパが受け入れると思ってもいなかったの・・パパが話せば間違いなく受け入れるわ。 パパ・・・お願いだから私を助けて・・・。」「なぜこうなった・・」「ジュンヒョクさんを捨てたわ・・・彼まで捨てろとは言わないで・・彼がいないと死ぬわ。 お願いだから助けて・・。」 泣きながら懇願するヘリンをじっと見つめる父

屋上でバスケをするテジュと同僚  ジスがゴミ捨てに現れる。
「お姉ちゃんは?」「今日は面接が三件も」 
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「一緒にどうだ?若者は運動しなきゃ、口だけ達者でどうする?」「結構ですっ」「俺に会えるのも最後かもよ。」と同僚
ジスの頭にボールをぶつけるテジュ 睨むジス ボールを投げ返すジス 「もう一回っ なかなかだ。」 三人でじゃれあうようにボール遊び 急に胸を押さえてしゃがみこむジス そのまま倒れる。

病院に駆け込むウンス
母とテジュと共に医師の説明を聞く。 心臓が機能していず、もう薬物治療は不可能 最後の手を使うしか・・。移植希望者の名簿に・・・。
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廊下で母と話すウンス  ドナーが現れても手術費用をどうすれば・・と母 どんな手を使ってでもなんとかしなきゃ・・・まずはドナーを待ちましょう、とウンス

仕事場で携帯を手にするテジュ 「ああ、本当か。 一睡もして無いんだろ?仮眠でもとれ。」

母がやってくる。来たことウンスには秘密にしといてね。 貧しい中、ジスの看病のために色んな仕事を・・・あまりに大きい病気でお金が貯められなかったの・・・でもあなたはずっと会社で働いていたから・・蓄えはあるでしょう? 「治療費なら・・・。」 八方ふさがりで・・と言う母に、僕が何とかしますからと言うテジュ 心強いわ、家に男の人がいると・・・。
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 言いにくそうに話を切り出す母 「家の保証金はいくら?」「え?」「ジスの手術代だけで言ってるんじゃ・・・ウンスは何とかすると大口を叩くけど・・一人でどうこうできるはずが・・・大変な時ほど愛の力で包んであげられると・・・それが言いたくて・・。」「・・・・・・」困惑した表情のテジュ

パンをかじりながら求人情報をチェックするウンス 条件を見てため息をつくばかり
妹の看病も母と交代で続ける。

喫茶店
「急に何の用だい?」
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「・・・面目ありませんが、お願いが・・。入社したいです。」「・・・・」「でも既に正社員の締め切りは過ぎて・・今からでも書類を出せませんか?」「・・・何かあったのかい?」「・・・・・・」「事情を聞かなければ頼みも聞けない。」「妹が病気で・・近いうちに大手術をすることに・・・。」「・・・・・・」「こんな頼みはしたくなかったけど・・社内ローンのある会社は探せませんでした。」「・・・・・・」


病院の外で待っているテジュ おじさん、と駆け寄るウンス 「お母さんは来てるのか?」
ウンスの頬を触る。「がさがさだ・・寝て無いだろ?」「私、どこでも眠れるんです。」「ふふ・・行こう。」 手を繋いで歩く。

テジュの家 ウンスの手料理を食べる。
「なかなかだな、旨い。」
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「こう見えても10年以上家事の経験が・・・・・たいていは作れます。」「小学生から家事を?」「ママは仕事だし、妹を食べさせなきゃ・・。好き嫌いが激しいから料理の腕も鍛えられました。 食堂を開いたら大もうけです。」「・・・・・」「そうだ、手の平を返すようで気が引けるけど・・・」「何だ?」「デパートに就職しようかと・・・。」 下を向くテジュ 「常務の顔は見たく無いけど仕方ありません・・。」「・・・・・・・・」「なぜ何も言わないの?・・・・イヤ?」「・・・つらくないか?こんな生き方、つらくないか?」「いいえ、別に。ジスさえよければ平気です。」「・・・・・・」「どうしてそんなことを?」「・・・いや、別に意味はない。」 
携帯が鳴る。 「今日は・・ええ分かりました。」
「ちょっと人に会ってくる。」「誰?」「すぐ戻る。」「夕食には会えるでしょ?」頷いて立ち上がるテジュ

おじぎして一室に入るテジュ 父親が待機していた。
「ヘリンをなぜあんな風にした?なぜ一人で勝手に結婚に入れあげさせた?」
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「・・・・・」「トップの座を保証したら結婚すると言ったのか?」「そうではありません。」「じゃ、なぜ娘が。」「私にも分かりません。」「一度も結婚を前向きに考えたことは無いんだな?」「・・・・・」「他に女が?」 目を上げるテジュ
「お前は変わったやつだ・・男に生まれて野望が無いのか?無邪気なだけか?・・男は力を手に入れれば他はすべてついてくる。 快楽でも恋でも・・意のままだ・・・。感情だけの遊びが永遠に続くと思うか?」「・・・・ここまでなさる理由は?」「お前は気に入らん・・・家族も財産もない・・だが、娘が苦しんどる。色んな理由を言って逃げれば女心を摑めるかもしれんが、そんな真似はよせ。 娘を傷つけるのは許さん。 変な気を起こさずヘリンと結婚しろ。」「・・・・・・・・・」

へリンの店
「一人か・・」 現れるテジュ 「休日だから・・・パパに会ったのね。」 「・・・・忘れられるか?・・・今までを忘れられるか?」とテジュ  ひざまづくヘリン「テジュさんがそう言うなら・・・戻って来てくれるなら・・・何でもするわ・・何でも・・・。」 テジュに抱きつくヘリン
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地下駐車場 外車をなでる。
オープンカーを走らせるテジュ 頭の中を父の言葉、そしてヘリンの言葉が渦巻く。
埠頭で唇を噛み締め、何かを考え込むテジュ
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帰宅すると、ベッドの上で小さくくるまるように寝ているウンス
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 じっと寝顔を見つめるテジュ
横になり後ろからそっと抱きしめる。
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「おじさん・・・」 起き上がるウンス 「病院に行かなきゃいけないのに・・夕食が・・。」「食べていけ・・旨いものを食おう。」

高級レストラン
「なぜ急にこんな店に?」「徹夜で看病だろ?栄養をとらなきゃ・・。」「ならサムギョプサルが一番なのに・・。」「・・・いつまで入院を?」「もう少しで通院に。」「危なく無いか?」「入院費も高いし・・医者も大丈夫だと・・・・」
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「・・・・・・・・」 じっとウンスを見つめるテジュ
「何?・・・何かありました?」「・・・お前が苦労する姿を見たくない。」「苦労してません。」と笑顔のウンス 「病気の妹もいて、贅沢もできないだろ?」「・・・できないけど別に苦労でも・・」「分かってないな、俺は一般的な視点で話してる。」「大丈夫です、慣れてますから・・。」「慣れてるのがイヤだ。」と顔を上げるテジュ 「・・・・・それで?イヤだから何? おじさんが贅沢させてくれる?」「可能ならそうしたい・・・。」「気持ちだけ・・・」「本気だ」「分かってます。」とにっこりのウンス 視線を落とすテジュ 「俺もいやだ・・はした金の心配をしながら生きて行くのは御免だ。」「別に頼んでないです。」「働きながら切り詰めて暮らすことは出来る・・・だが、先は見えない。」「なぜですか?みんなそうしてるでしょ?」「選択の余地が無いからだ・・・。」「おじさんはあるの?」 言葉を発した後で表情が変わるウンス ゆっくり顔を上げる。「チャ・・・へリンのことですか?」「・・・・お前の力になれず、何も出来ない自分に耐えられない・・・。」「回りくどく言わないでっ はっきり言ってっ。」「だから・・・ここで終わりにしたほうがいいと思う。」「・・・・・・・」「ヘリンと結婚する・・・。」 テジュを凝視するウンス
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 「ヘリンと結婚したい・・・・。」
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 目を見開いたままのウンス
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by ymmt4495 | 2007-12-11 00:48 | ケ セラ セラ | Comments(0)  

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