韓国ドラマ  ケ セラ セラ (케세라세라) 第17話(最終回) 

 
ウンスを支えたテジュの手を振り払い、睨みつける。そして、ウンスを抱えて歩いて行く。
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残されたテジュ

病院の処置室から、呆然とした表情で、夫に抱きかかえられ出てくるウンス
長椅子に座るうつろな目のウンス 「許してくれ・・僕が悪かった。 済まない・・本当に済まない・・。」涙をこぼしながらウンスを抱き寄せるジュンヒョク
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着替え中のテジュにへリン 「いつ帰ったの?」「明け方だ。」「何してたの?パパがあんな状況なのに勝手なことしないで。」「元々身勝手な性格なんだ。」「直す気は?」「じゃ、この家を出ようか?」「何ですって?」「ほっといてくれ、俺もどうにかなりそうだ。」と出て行く。

 「具合は大丈夫かい?」とジュンヒョクから電話 「はい」「つらい思いをさせて本当に済まない・・。僕が愚かだった。とても反省している・・だから許して・・」「少しだけ時間を置きましょ。・・あなたと私・・少しも休まず突っ走って来た気が・・。 頭を冷やしたいの。私に時間をください。 しばらく離れましょう・・。」「・・・」



書斎
車椅子の会長に思わず足が止まるジュンヒョク
「お前と話がしたくてな。・何が知りたい?」「父と会長の間の真実を・・。」  昔語りを始める会長 「事業拡張を考えてた時期のある日、経理の社員が二重帳簿の記録を発見したと・・下手すれば全て水の泡だ。工事中だった現場でお前の父親と会った。説明し、言い争い、暴力も振るったと思う・・。すると相手は突然私の前から消えていった。・・慌ててビルの下を見た・・そこで初めてお前を見た。・・・怖かった・・お前が記憶を取り戻し、こういう日がくることが・・。だからヘリンとの結婚も反対を・・。」
「そんなに怖かったのに・・なぜ僕の面倒を?」「・・ワシはお前の父親の足を摑めなかった・・わざとだったかも知れん・・間違いなくあの瞬間、利己心が働いてたはずだ・・。それだけで十分な罪だ。 罪悪感からお前を引き取り、ずっと脅えていた。 望みは何でも聞こう・・事故の再調査にも応じるつもりだ・・。」 顔の歪み始めるジュンヒョク 「早く言って下されば・・僕は理解したはずです。 僕が・・腹が立ったのは・・お父様は・・僕が信頼するように・・僕を信じてくれなかったことです。」 
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涙が溢れるジュンヒョク 「それはお前のせいではなく、私の罪のためだ・・純粋に接せられなくて・・お前に寂しい思いを・・だからお前の存在が胸に突き刺さったんだ。」
 

会社
「パパが経営から手を引くと・・。」 顔を上げるテジュ
「あなたと私に後を継いで欲しいみたい。 思ったより早く手に入るわ。」「結婚もまだだ。」「もうすぐでしょ?」「もしやお前が、ねだったのか?」「ねだって手に入ると?最初は私に任せると・・でも私一人じゃ・・・・。あなたが必要よ。」「・・・」「その顔は何?望みが叶ったのに嬉しくないの?」「・・・」立ち上がるテジュ 「最近何かあった?まさか変な気起こさないで。」 振り向くテジュ 「ウンスさんは人の奥さんよ。子供も生まれるし・・忘れないで。」「・・・」


酒場で友人と
「俺はラッキー野郎だ・・。」とテジュ 「ああ、世界一ラッキーだよ。」 「おかしな気分だ・・。」 「お前は栄養価のあるやつだ。」  「・・息が詰まる。誰かに首を締められてる気分だ・・。」 


廊下を歩くテジュ ウンス宅の前で立ち止まる。 ちょうどドアが開いてウンスがゴミの袋を持って出てくる。 会釈する二人  いったん部屋の前まで来るテジュ だが開ける前に廊下を走り出す。  
エレベーター前のウンスに駆け寄り、抱きしめるテジュ 「やっぱりダメだ・・。」 もがくウンス
 「済まない・・お前を手放して済まない・・。 俺たち、一緒に逃げよう。 何も考えず、全てを捨てて・・どこかへ行こう。」
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テジュの身体を押し返し、身を離すウンス 
「もう・・愚かなマネはやめて・・。これ以上・他人を苦しめてはいけないわ・。」 
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目に涙の浮かぶウンス 「もう・・疲れたわ。・・10年が過ぎて・・20年が過ぎて・・道ですれ違っても、無視して。」「・・・」「二度と、会わないように・・忘れて。」
エレベーターに乗り込むウンス  中で力なく座り込む。
閉まったドアを叩くテジュ  そのまま床に崩れ落ちる
中で嗚咽するウンス
顔を手で覆い、床に足を投げ出し男泣きのテジュ
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ウンスやァァ~!」


「辞職願」を封入するジュンヒョク
チェ理事が飛び込んでくる。 「どういうことだっ なぜ気が変わったっ つまり・・私をコケにしたのか?」 「正確には、『利用』、と・・」 「何だと!この野郎!」「チェ理事が、私の父を利用したように・・。」「・・・」
「僕が知らないとでも? 父は、不正をネタにオーナーを脅迫など・・ そんな度胸も無いし、ずるくもなれない人でした。」 動揺する理事  続けるジュンヒョク「借金のために引き受けたならともかく・・・」「お前・・想像力が豊かだな・。」 「会長と父が会う場所を理事が知っていたことと、父の性格から考えれば・・心証が十分です。息子まで利用するとは人を馬鹿にしすぎてる。」「・・・」「お引取りください。これでおあいこです。」「・・・」 席を蹴り、出て行くチェ理事


家に帰るとウンスが・・。 顔がほころぶジュンヒョク
「いつ戻ったんだ?連絡も無しに・・。」「夕食の準備を・・。」
食事中 
「有難う・・帰ってきてくれて・・。」「当然のことなのに・・」「・・身体は大丈夫か?」 頷くウンス 「僕は会社を辞める・・。」 顔を上げるウンス
「・・米国にいた頃からスカウトの話が・・。整理して向こうに行こうと・・。」「・・米国ですか?。」 視線を落とす。  「新たな場所でやり直したい・・。誰も知らない場所で、君と暮らしたい。」「・・・」「全てを忘れてやり直そう。・・遠くへ行けばすべてうまく行く・・間違いない。」「・・・」


バーでヘリンとジュンヒョク
「パパと和解を?詳しく話してくれない?」「ああ・・教えない。」「意地っ張りね。」「それはお父様と僕だけの問題だ。」「会社を辞めるの?」「・・オレゴンスター社に行く。」「正直安心したわ・・遠くへ行くと聞いて。 不安だったの・・結婚しても解決してなくて不安だったわ・・テジュさんが揺れそうで。」「・・そばにいるのに離れている気分は・・すごい拷問だ・・本当につらいんだ。」「ウンスさんのこと?」「・・結婚すれば解決すると・・。だがその後が問題だった・・。 僕が欲張りすぎていたようだ・・。」「センチメンタルね。私には感情的なものや、気分は関係ないわ・・彼さえそばに居てくれれば・。」「同じ過ちは繰り返すな。」「後悔してるの?」「・・後悔してるが逃したくない。お前の言う意地かな?」「じゃ逃さないで。 生きていれば鈍感になるものだし、今つらくても我慢すればいいの。」「・・・」 


居間
「急に重圧もあるだろうが、経営陣がしっかりしてるからサポートしてくれる。」と父 
「でも結婚を先に。」と母 「数日早めるだけでしょ、同じことよ」とヘリン 「お兄ちゃんの席が空いたでしょ?会社にも事情が・・ママ」 「以前の失点があるが、ワシが退くことで落ち着くだろう。次の役員会議で報告しよう。お前がちゃんとやれ」と父 


病室
「退院する前に行くの?」とジスの涙声  「お義兄さんひどいわ・・私・・元気になったら・・一緒に遊んで・・楽しい計画を立ててたのに・・。」とジス 「米国に遊びに来て、案内してあげるから・・」「ハン・ウンス!・・・なぜ結婚したの?」とべそをかいて毛布をかぶる。
  

窓際に立つウンス  ジュンヒョクが近づく。
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「・・この家を去ると思うと、気分が変です・・。」「寂しい?」「・・少し。でも・・情が湧いたみたい。」「お義母様とジスが寂しがったろ?」 頷くウンス 「特に・・ジスが・・。退院まで待って遊んであげたかったのに・・残念です。」「・・・・・他は大丈夫かい?」「・・・」「去ることだ。・・君は大丈夫なのか?」「・・もちろんです。」「・・つらかったら言ってくれ。」「・・残念だけど、いいとも思います・。あなたが言うように、誰もいない場所で・・・新しく始める・気持ちが・・・・うまくやれそうです。・・うまくいきます。」とつぶやくウンス 「・・・」静かに隣に立つジュンヒョク


「準備できた?何の準備って・・役員会議よ あなたが営業本部長になるの。 心の準備をしなきゃ。 後で会いましょ。」とヘリン

時計を見るテジュ
役員が会議室に揃う。  「時間だけど、カン次長は?」「・・もうすぐ来ます。」とヘリン 電話する。 が、出ない。 「・・来る途中です。」と告げる。
廊下を歩くテジュ  会議室への角に来る。   が、立ち止まる。 ポケットに両手を入れ、下を向いたまま、しばらく躊躇する。 とたん・・踵を返し、引き返すテジュ  首に下げた社員証をはずし、廊下のくずかごに・・投げ捨てる。 エレベーターに乗り込み、そのままデパートの外へ歩き出る。
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一人立ち、二人立ち、役員たちが出て行く。 口元の震えるヘリン
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ふっきれたような表情で街を歩くテジュ そのままタクシーに乗り、外に目をやる。


テジュの家にやってくるヘリン
 「やっぱりここね。今まで毎日ここに?それで遅かったの?」「何か飲む?」「そんな気分だと思う?」 
「・・・やっぱり無理だから・・。行けなかった・・。」  いきなりテジュの胸をどつくへリン
「お前のためでもある。」とテジュ 「いつから私のことをっ?」 「・・心に勝てると思ってた・・・勝てると思ったのに・・出来なかった。心には勝てない。」「だから?・・ハン・ウンスが今さらあなたの元に戻ると?」「それはいい。」「じゃ、何なの?」「信じないだろうが、お前が理由だ。」   「言い訳はよして・・。」「言い訳じゃない。・・俺に対するお前の気持ちは・・よく分かってるから・・だから、お前を騙せない・・。」
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「・・それでも・・やって・・。」 震える声でのヘリン「・・私は何も望んでないわ・・そばにいてくれるだけでいいの・・。あなたの望みを全て叶えてあげたでしょ?・・なのに今さら・・・。」 「これがゴールじゃない。」ぶれない視線を向けたままのテジュ 「お前と俺は・・これから生きる時間も長いんだ・・こんなところで人生を断ち切るな。」 首を振るヘリン 「・・イヤよ・・・イヤッ!・出来ない・・。」 「人の心を利用するお前も・・・心はいらないからと無理を言うお前も間違ってる・・・今からでもそれを正さないと・・。」 静かな声で続けるテジュ 「これ以上続けても、誰のためにもならない・・・。」 涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、テジュの胸をどつくへリン 又どつく。 抱き寄せるテジュ 
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「お前のように情熱のある女なら・・いくらでも相手はいる・・。」 テジュの胸で泣きじゃくるヘリン  
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「火遊びの相手なら・・こんなことはしない・・だが・・お前の本気に耐えられるほど、図々しくはなれない。」とテジュ  涙の目を上げるヘリン 「やめよう・・・・俺たち。こんな戦い・・止めよう・・・。 身を引ける時に・・今からでも身を引こう・・そうすべきだ。」
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唇を震わせたままのヘリン 


空港
ウンスにチケットを渡すジュンヒョク 「本当に発つのね・・。やっと実感が・・。少し時間が?もう一度ジスの声が聞きたくて・・。」 電話するウンスを眺めるジュンヒョク   胸ポケットに航空券をしまう。
「行きましょう。」とウンス 「電話した?」 頷くウンス  「有難う・・。」とジュンヒョク 「何がですか?」「ここまで来てくれて・・。」 声の震えるジュンヒョク 「・・さっきまで悩んでた・・。君を連れて行こうかどうしようか・・でも・・僕のためにも君のためにも・・これはダメだ。」「・・常務・・どうしたんですか?」「僕は計算高いんだ・・。君の背中を見ながら寂しく生きていく自信が無い・・。それは、損だろ?」 泣き笑いのジュンヒョク  「私・・努力します・・。」「知らないならともかく・・ 太平洋を渡っても、あの件はずっと僕たちを引き裂くだろう。」「・・・」「君ではなく・・僕が君を捨てるんだ・・・自分を責めないで。」 涙が溢れ出るウンス
「ここまで来てくれただけで・・・大切な妹を振り払って来てくれただけで・・僕は満足する。」「・・・」「もう会うのはよそう・・君の顔を見る自信が無い。 また弱気になって、君を引き止めてしまう・・。 どこかで会っても、知らんぷりしてくれ・・。」 ジュンヒョクの胸に飛び込むウンス 「ごめんなさい・・寂しい思いをさせて・・・本当にごめんなさい・・傷つけてばかりで、本当にごめんなさい・・。」  いつまでも抱きあう二人
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二年後

デパート内を視察中のヘリン
ジュンヒョクから電話 「もう着いたの?」「今空港だ、忙しいか?」「お兄ちゃんの苦労を体験しているところよ。後でね。」

バーで
「出張はいつまで?家に寄る時間は?」「お父様に挨拶しないと・・。」「ウンスさんと別れてたのね。・・どうして?」「・・心が遠くにある人と暮らすのは疲れるだろ?・・だから僕が振った。」「振るのが特技よね、タイミングが難しいのに・・。」「僕は計算高いだろ?」「私は計算下手みたい、二回も振られたわ・・私の方から振るべきだったのに。」 「ウンスさんの近況は?」「いいや・・」「知りたくない?」「気にするのは精神衛生上良くない。」「私は知りたいわ・。カン・テジュとの仲も・・。」 顔を上げるジュンヒョク 「私たちの人生に大きく関わったわ。 結果を見なきゃ。」「それで?」「彼を呼んだわ。」「悪趣味だな。」「嫌いなのね。」「当たり前だ。」「でも面白いわ。」「なぜ今知ろうと?」「今まで我慢してたのよ。精神衛生上ね。」「奴は来ると?」「図々しい人だから。」「だろうな。」

ドアが開く。 目をやる二人 テジュが入って来る。
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「来たわ・・。相変わらず素敵・・ムカつく・・。」   笑顔で近づくテジュ
「久しぶりだな。」とテジュが席につく。 「仕事は?」 「うまくいってる。」 「なんだか気まずいな・。」と二人に目をやるテジュ
「気まずさも知って人間味が出て来たわね。」「他にも魅力があるだろ。」「相変わらずの自信ね。」「イベント会社に?」とジュンヒョク 「はい。」「仕事なのに顔を合わせてないのか?」
「デパートの経営者とイベント会社の社員じゃ住む世界が違うわ。」
「相変わらず生意気な口調だ。」「人間はそう簡単に変われないわ。」「ふっ 元気だったか?」「ご覧のとおり。」
ジュンヒョクに向き直るテジュ 「米国での生活は?・・まさかもう兄さんと呼ぶような関係じゃないでしょ?」「・・元気にしてる。」含み笑いのジュンヒョク  「・・俺は、誰も聞いてくれない。」とテジュが笑う。
「聞くまでもない。」とジュンヒョク  「相変わらず無愛想だ・・人に嫌われませんか?」とテジュ「お前にだけだ、心配ない。」「ふふっ」   
「私に借りが・・。」とヘリン 「何が?」「パパはかんかんに・・。自分の娘と婚約して逃げた男なのよ。」「命があるだけ幸いか・・。」「その気になれば出来たわよ。・私のおかげよ。」「お義父さまとお義母さまは元気か?」「うん、あなたの話さえ出なければね。」「・・・」「仕事はどう?」 「やっぱり俺は身体を動かすのが性に合ってる。」「惜しんだことは?」「たまに・・金に困ったときはな。」 アハハと笑うヘリン
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「でも、俺なら潰してた・・経営は俺と合わない。」「良心はあるのね。」「身の程は知ってる。」
「今、あなたの話を・・。」「どんな?」「ハン・ウンスとの関係・・。」  ジュンヒョクが視線をテジュに移す。
「どうなったの?」とヘリン 「知らない・。」とテジュ 「会わないの?」「あの一家は群山に帰ったしな。」「意外ね・・嬉しいわ、繋がってなくて・・。ね、オッパー?」「全く知らないのか?」とジュンヒョク 「ソウルのIT系のショッピングモールの会社に・・。正確には・・。」「なぜ分かったの?」「先輩が彼女の妹と連絡を・・。」「一度も会ってないの?」「ああ」「どうして?」「もう、すれ違っても声をかけるなと言われた。最後の頼みだからな。」「・・・」「・・・」 「用件はそれだけか?」とテジュ 「顔も見たかったし・・お兄ちゃんは嫌ってるけど・。」「ふっ 俺もあまり好きじゃない。」とテジュ 苦笑いするジュンヒョク
「恋人はできたか?」とテジュ 「選んでる途中よ。あなたは?」「寄ってくる女は多いが、慎重にならないとな。」「意外な台詞ね。」「大人になったのさ。・・・恋人いないでしょ?」とジュンヒョクにふる。ちらりと目線をあげるジュンヒョク
「当たり前だよな。」とテジュ 「なぜいつも気楽なんだ。」とジュンヒョク 「精神衛生上、たまにマインドコントロールを・・。」 ふふっと笑うヘリン 「すさんだ世の中が少しはマシになりますよ。」
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テジュを 軽く睨むジュンヒョク
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「機嫌を直しましょうよ。」とのテジュの言葉にふふっと笑うジュンヒョク 

へリンをエレベーター前まで送る。 「じゃあな元気で」とへリンの手首を摑むテジュ 
「だから女が言い寄るのよ、気をつけて。」と乗り込むへリン

「飲み直します?」とテジュ

「米国での一人暮らしは退屈じゃ?」「別に」「まあ、砂漠でも楽しく暮らしそうだ。」、「・・・なぜヘリンと別れた?」「・・ひどい仕打ちだから。いくらでも愛される子なのに・・。 それに財閥なんて外から見れば華やかで素敵だけど、いざ中に入ると性には・・・。ややこしいのが嫌いで・・。・・ウンスとはなぜ?」前を向いたまま問うテジュ 
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「・・無理やり繋いだ縁は難しいんだ。ずっと一緒だと思うと・・目の前が真っ暗で・・人の心を掴むのが一番難しいとは・・。僕も傲慢だったな。・・お前とウンスさん、よりを戻したかと・・。」「恋というのは・・人の出会いだから・・時期があります。ウンスと俺は・・時期を逃しました。」「どうして?」「とても愚かでした・・。」「ああ、お前はとても愚かなやつだ。会っても無視しろって言葉を信じたのか?それは、いつ、どこで自分に会っても、気付いてくれって意味だ。この野郎」「・・・」 



帰り道を歩くテジュ

食堂から出てくる客の中にウンスの姿を見つけ、足が一瞬凍るテジュ
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人と挨拶して別れる女の後を、誘われるようにつけて行く
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 が、角で見失う。

あたりを探し、足早に歩き続けるテジュ だが、いない。
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諦めの顔で後戻りしようと振り返った瞬間、目の前にウンス  息を呑むテジュ


「・・・いやあっ こんなところで会うなんて・・。」
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「ええ」笑顔のウンス 「近くで飲み会が・・。」
「ああ・・・ははっ 嬉しいよ・・。・・元気そうだな。歳もとったようだ。」
「歳はとりました。」とウンス 「・・老けた訳じゃなくて・・・はは・・いい感じだ。」上ずった声のテジュ   「近況は聞いた。ソウルで働いているそうだな。」 「私も聞きました。 イベント会社だと・・。」 「ああ・・。」「元気でしたか?」「ああ・・・、ジスはどうだ?元気になったらしいが・・。」 「受験勉強の最中です。 来年は大学に行くかと・・。」 「ふっ もうそうなるのか・・・。お母様は?」 「元気です。郷里で知り合いと美容院を・・。」 「良かった・・。仕事は楽しいか?」  うなずくウンス
「一人暮らしは大変だろ?」  首を振るウンス 「別に・・。今でもあそこに?」 「ああ・・・あそこが落ち着く。・・他のところに行きたくない。 ・・あ、あのビルも良くなったぞ。もうエレベーターの故障もない。」「・・・」 微笑みながらうつむくウンス
ふたり向き合ってはにかみながら立つ。
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「・・元気そうで何よりだ・・。」 「カン・テジュさんも・・。」


「・・・・・・付き合ってる人は・・いる?」 
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やっと言葉を発するテジュ
「・・」上目で見るウンス 「何気にモテるだろ?・・見かけと違って。」
「見た目がどうだと?」と、ウンス 「美人でもないのに・・。」とテジュ  軽く睨むウンス
「なんだ・・?不愉快か?」  首をふるウンス  「・・言い寄ってくる男なら・・。」
うなずきながらテジュ、「やっぱりな・・。イケメンか?」 「ちっ あ・・・カン・テジュさんより落ちるけど・・まあ・・悪くないです。」と笑う。
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「俺ほどのイケメンは少ない・・。」とテジュも笑う。
「・・・・付き合ってる人は?」とウンスが問う。 「・・相変わらずモテるが・・ふふ、正直言うと俺も年なのか、さっぱりだ。 本当に『おじさん』だな。」 クスリとするウンス

「一度・・・会ってみたかった・・。会ったからもう気が済んだ・・。」と頷くように言うテジュ 

バスが来る。 「それじゃ・・。」と乗り込もうとするウンスに 「あの・・」と声をかけるテジュ  振り向くウンス 
「・・ありがとう・・初めてだった・・だから、なおさら・・困惑してたんだと思う・・。」
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「・・・」
「本当にありがとう・・・・。これだけは、言いたかった・・。」
わずかに頷いてバスに乗り込むウンス 
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 行ってしまうバス


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 気を取り直して歩き始める。



バスの中のウンス  目からみるみる零れ落ちる涙
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いつもの道を歩くテジュ 突然ウンスが手を滑り込ませてきた感覚に襲われ立ち止まる。
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あのときの道 ウンスが握った自分の手に目をやる・・・爪の先まで自分を好きだと言ったあの時のウンスの姿が目に浮かぶ。
その場に佇むテジュ 

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動けないまま、じっとうつむく


ゆっくりと歩き出すテジュ
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エレベーターをあがり、部屋への廊下を陰鬱な様子で歩く。




だが、角を曲がったところで足が止まる。
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ドアの前にだらりと座って寝ている女が・・
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呆然とした様子で歩み寄るテジュ

ばさりとかばんが手から落ちる  女の前にしゃがみこむ。
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おずおずと女の額を人差し指で押してみる  あの時のように・・。
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もう一度つつくと 
女が徐々に顔を向ける・・・

言葉にならないテジュ
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うっすら目をあける女
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ふっ・・・。
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笑顔で顔を見合わせる
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はじけていく笑顔
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はぁ~幸せ・ 
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by ymmt4495 | 2007-12-18 02:40 | ケ セラ セラ | Comments(0)  

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